健康のために運動することの重要性は皆さんご存知の通りですが、運動につきものなのは筋肉痛や関節の痛み。テレビのコマーシャルでもシップのコマーシャルはすごく多いですので、必要とされる方が多いのだろうと思います。

さて、夏は紫外線が強くなる季節。シップと紫外線の相性が悪いことはあまり知られていないようですが結構トラブルになって病院に来る方が多いのです。シップは筋肉の痛みを取るために痛み止めの成分が入っていますが、この痛み止めの成分が光線過敏症を大変起こしやすいのです。基本的には全ての痛み止めで光線過敏を起こす可能性があると言ってもいいと思いますが、特に起こしやすいのは「ケトプロフェン・ジクロフェナクナトリウム・ピロキシカム」の3つ。特に横綱クラスがケトプロフェンです。

湿布かぶれ

だいぶん前に貼った湿布の所が夏に短パンになったら浮き上がってきた症例

シップは薬効成分が筋肉に届くように設計されているので皮膚の深くまで薬剤が浸透します。そのため、シップを剥がした後も数ヶ月経ってから紫外線を浴びるとシップの形が浮き上がるように赤く腫れ上がることがありますので要注意です。特にケトプロフェンで顕著ですので、ケトプロフェン配合の湿布薬を使用してかぶれた場合は数ヶ月に渡って日焼け止めをきちんと塗ること、長袖の服を着たり適切に帽子をかぶったりして直接紫外線にあたるのをなるべく避けることなどの、日焼け対策がのぞましいでしょう。

更にはある種の成分の日焼け止め成分(オキシベンゾン・オクトクリレン)はケトプロフェンかぶれを増強することが報告されており、注意が必要です。

これらのシップや日焼け止め成分に共通して言えることは、「商品名からは成分がわからないので、成分を見ずに買ってはいけない」ということです。また病院でもケトプロフェン・ジクロフェナクナトリウム・ピロキシカムなどを配合した湿布薬が処方されることもあるので、かぶれを起こした時に、自分がどの成分にかぶれたのかを覚えておきましょう。