すべての病気に言えることですが、土地や気候に大きく影響されます。皮膚は外界に直接接しているのでその影響もかなり大きいといえます。今年は4月にかなりまとまった雨が降り、5月頃から急に気温が上昇したり紫外線量が増えたりしたことで、汗や紫外線に関係する病気が多いシーズンとなっています。

手足に水疱ができてかゆい人が多い

特に目立つのが「手足に水疱ができてかゆい」という方。異汗性湿疹という湿疹です。くわしくはコチラでも解説していますが、今年多いタイプは、足の縁や手指の爪周囲、手首近くに水疱が多発するタイプの様です。しかもかなり手ごわくてかゆみが強いので困ってる患者さんがとても多い印象です。金属アレルギーが関与するなど特殊な場合を除いては、ある程度気温が上がって安定してしまえばだんだん治ってくる季節的な病気ですが、まだしばらく気温上昇期が続きますので有効な対策をしたいところです。

汗を減らすにはこんな工夫があります

この病気は手足にある汗の管から汗がうまく排出されないことで皮膚炎が起こるわけですから、汗の量を減らすことができれば多少はましになるわけです。

手はむずむずしてきたら流水で冷やせるときには冷やすと多少なりと水疱を予防できます。足はとにかく風通しの良い靴にすることです。ハイカットやブーツタイプの靴は蒸れるのでお勧めできません。仕事で革靴をずっとはいている人も、デスクに座ってるときにはこっそり脱ぐか、踵だけでも靴から外して靴の中の風通しを良くしましょう。

5本足指の靴下は足指同士がくっついて汗ばむのを少しでも改善してくれます。実際にできるかどうかは別にして、一番いいのは5本足指靴下をはいてサンダルを履いておくことです。クロックスなどは風通しはいいのですが、汗を吸い取ってくれないので皮膚がふやけて水虫になったり湿疹になったりしやすいので、素足ではくのはお勧めできません。しばらく暑い日が続きます。できる範囲で工夫してみましょう。