花粉症
花粉症=鼻炎ではなく、目・皮膚・喉など多くの症状があります。

花粉症と言うと、パッと春のスギ花粉による鼻炎を思い浮かべますが、他にもダニ・ハウスダスト・カビ・ペットなどの「通年性のアレルゲン」やイネ・スギ・ヒノキ花粉などの「季節性のアレルゲン」があります。

また、症状が出る部位も鼻だけでなく、眼なら痒み・赤み・涙、皮膚なら眼瞼や露出部の発赤、のどのイガイガや頭痛といった様々な症状が起こります。

子供の花粉症は顔の痒みで発症することが多い

小さい子供では自分の症状をきちんと説明できづらいので、「鼻がムズムズする」などのキーワードを全く言わないことが多いようです。よく気をつけてみていると、鼻や目のあたりをかいたりこすったりしていることも多く、顔の湿疹から花粉症の診断がつくこともよくあります。

花粉皮膚炎=眼瞼周囲を中心とした発赤

CIMG2108_compressed花粉症の時期に一致して眼瞼周囲を中心に赤くなったりかさかさしたりすることが多くあります。鼻に全く症状がなくても調べてみるとスギ花粉に感作されていることが多くあります。ただ、眼瞼や顔は化粧やシャンプーなどの接触アレルギーが起こりやすいところなので、花粉症と接触アレルギーの鑑別に検査が必要になることも多くあります。

花粉症から食物アレルギーに?

口腔アレルギー症候群という「特定の食物を食べると鼻や口がイガイガしたり気持ち悪くなる」という病気があり、杉・ひのき・ハンノキ・白樺・イネ科植物の花粉などに感作されている場合に起こる可能性が高くなります。「その時期だけ我慢すればいいから」と花粉症をほうっておくと、食物アレルギーに進展する可能性もありますので、きちんと治療をしておくようにしましょう。

減感作療法(アレルゲン免疫療法)がスギ花粉症で始まっています

減感作療法(アレルゲン免疫療法)とはアレルギー物質を少しずつ体に取り込むことでアレルギーそのものを治していくという画期的な治療法です。更に詳しい説明はこちらを御覧ください。

花粉症についてさらに詳しいことは・・・

いまや国民病ともいえる花粉症。様々なHPがありますので、幾つかご紹介しておきます。

http://www.kyowa-kirin.co.jp/kahun/
http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/kenkou/ryumachi/kafun.html

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