ニキビは10歳前後から出始め、経過が長い人では30代以降でも出続けることがあります。
体のニキビはマラセチア毛包炎というニキビとは別の原因でできる事もあり、通常のニキビ治療では治りが悪いため、治療法が異なります。
生理前・便秘で悪くなるニキビ
ホルモンバランス・腸内環境の悪化で悪くなることもあります。特に便秘や生理前に悪くなるニキビは体調に合わせて漢方薬など体全体のバランスを整える薬を必要とすることがあります。当院では漢方薬での治療も多く行っています。
日常生活でのニキビケア製品
自分にあえば、市販のもので十分でしょう。ただし、市販品は皮膚を乾燥させすぎるものが多い傾向があり、特に冬では逆に乾燥しすぎてニキビがひどくなることが多いので注意が必要です。冬は保湿をしっかりしましょう。
ニキビ治療薬は次々に進化している
ニキビは上の図のような仕組みで治療を行っていきます。
以前から欧米のニキビ治療で中心的に使われてきたアダパレンや過酸化ベンゾイルという成分の薬が日本でも病院で処方できるようになりました。非常に効果が高い薬で、ニキビ治療が劇的に変わってきています。新しいタイプの薬は「新しいニキビを作らないようにする」ことで、キズや赤みを残さないように治せるようになってきています。
ケミカルピーリング・ピーリングソープ・イオン導入という選択肢
妊娠中だったり、刺激が強くでディフェリンゲルがどうしても使えない方はケミカルピーリングを受けたり、ピーリングソープを使うことで毛穴のつまりを改善し、膿んだニキビを予防することができます。ただし、ディフェリンゲルに比べると刺激が少ない分だけ治療効果はやや劣り、保険適応の治療ではありません。
ピーリングソープは1980円(税込)で一つで2ヶ月程度使えます(窓口でどなたでも購入できます)。
また、イオン導入を併用することで効果が出る方もおられます。
ニキビ跡(赤み・凹み)の治療は?
ニキビ跡の赤みは炎症で破壊された組織を修復するために血管が増えた状態です。長くても一年もあれば増えた血管は元に戻るので膿んだニキビを作らない状態を続ける事が最も効率的な治療と思われます。凹みを改善する治療法としては現時点ではフラクショナルレーザーが最も効果的と考えられています。
その他
コチラの外部サイトなども参考になります。http://www.nikibi-hifuka.jp/