
光と波長の関係って?
私たちが目で見る「光」は、電磁波(でんじは)というエネルギーの一種です。 電磁波は、波のようなもので、大波から小波まであり、波の大きさによって働きが違います。 長い波は電波として利用され、短い波はレントゲンなどの放射線として利用されます。でも、電波もレントゲンも見えませんよね? それは「人間にちょうどいい大きさの波」しか私達が見られないからです。 たとえば津波は大きすぎて、海全体が盛り上がって見えますから、波には見えないですね。 逆に水の表面がごくわずかに風で波になっていても、人間には平らにしか見えません。 私達が「波だ!」と見ているのは、様々な大きさの電磁波の中で、たまたま人間の目にちょうどいいサイズの電磁波だけです。そして、それを「光」と読んでいます。 光治療器はこの「光」と呼ばれる電磁波を利用して治療を行います。なぜ光が肌をきれいにするの?
光治療器は「様々な大きさの波の中でちょうど人間に見える波長の電磁波」を使って皮膚を治療する機械です。 では、どうして光をあてると皮膚がきれいになるのでしょう? 「光」は人間の目に見える大きさの「波」ですが、海に行くと大きな波から小さな波までありますよね。 それと同様に光にもいろいろな大きさの波があります。 そして、波の大きさによって得意分野があるのです。イメージをつかむために水に例えてみましょう。
岡山市北区の皮膚科・美容皮膚科 服部皮膚科アレルギー科 日本皮膚科学会皮膚科専門医 服部浩明