赤ちゃん・子供の皮膚はデリケート

子供の皮膚は大人より薄く、乾燥・バイキン・アレルギーにとても弱く、とてもデリケートです。
女性は顔の毎日のスキンケアは欠かしませんね。顔の肌より赤ちゃんの全身の肌の方が薄くて弱いのです。自分の顔の肌をいたわるように赤ちゃんの毎日のスキンケアを習慣にしてあげてください。赤ちゃんの洗顔の仕方についてはこちらを参考にしてください。
ステロイドは「使いすぎも使わなすぎもダメ」
何でもそうですが、「極端なことをしているとうまくいかない」と言えます。子供にステロイドを使いたくないという親御さんは多いのですが、「たとえどんな状態であっても使わない」という極端なやり方をしていると、必要な時に使えずに食物アレルギーになるリスクを高くしたり、トビヒやヘルペスなどの危険な感染症にかかりやすくしてしまうこともあります。大切なのは「ステロイドを使わなくてもいいように日頃からスキンケアをきちんとしておく」ということで、それでも必要なときにはステロイドを使うようにしたらよいでしょう。スキンケアのやり方や適切な薬の使い方を学ぶために皮膚科があるのです。
特に2歳以下では食物アレルギーに注意

口の周りがよくただれる、眼の周りがはれたり痒くなる、体の色んなところに湿疹が出るなどは食物アレルギーの可能性があります。 食物アレルギー治療の大切な点は「適切な皮膚の治療をしても良くならない場合に食物アレルギーを疑う」ということです。 皮膚科での通常の治療でおさまってしまう様な症状なら単にスキンケアがうまくできていないだけかもしれません。適切な治療を行った後でも皮膚症状が続く場合にはプリックテストというアレルギーの検査をして食物アレルギーの有無を確認します。プリックテストは皮膚でする15分程度の検査なので小さい子供への負担の非常に少なく済みます。