体長0.3mm程度の目に見えるか見えないかギリギリくらいの大きさのダニが皮膚の中に潜り込んで増殖する病気です。皮膚の中に入り込まれると特殊な器具を使わないととても見えません。
老人ホーム・病院・介護施設など、多くの人が集まり、入浴したり布団で寝たりする所を利用する人、その介護をする身内の人・職員にもうつる可能性があります。
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疥癬の診断・治療
皮膚科ではダーモスコピーという道具で皮膚の上からある程度ダニを見つけることができます。どのあたりにいるかの目星をつけて、皮膚の一部をとってダニを顕微鏡で確認してからダニを殺す飲み薬や塗り薬を使います。飲み薬は体重にあわせて処方します。
ダニが死んだ後も、ダニのフンや死骸が皮膚の中にしばらくあるのですぐには痒みが治りません。また、周りの人は無症状でも潜伏期間の可能性があるので、うつっている可能性が高いと考えられた場合は一緒に治療をするのが望ましいでしょう。